難聴のしくみ
難聴には、伝音性、感音性、または両方が混合したものがあります。
難聴の兆し
難聴になると、呼び鈴などの甲高い音に反応しなくなる、テレビの音を大きくするなど様々な変化が現れます。
また、言葉の理解が困難になるため、人によってはひとりでいる事が多くなったり、電話に出たがらなくなるなどの行動が見られます。
口数が減ってきたら、原因は聴力低下にあるかもしれません。
難聴の種類
伝音性難聴
鼓膜を中心とした外耳・中耳の損傷が原因で、中耳炎や鼓膜を傷つけたり、耳あかづまり等で起こります。
治療で回復の可能性がある難聴です。
治療で回復の可能性がある難聴です。
感音性難聴
中耳より奥の蝸牛や聴神経の障害で、通常は加齢により、段々進行します。また、長期の抗生物質の投与や騒音持続などにより起こる可能性があります。
聴神経の障害を含みますので治療および補聴に限界もありますが、補聴器により多くの人が聞こえの不自由さをおおいに軽減しております。
聴神経の障害を含みますので治療および補聴に限界もありますが、補聴器により多くの人が聞こえの不自由さをおおいに軽減しております。
混合性難聴
伝音性難聴と感音性難聴の両方の症状があります。
「聞こえ具合」の目安と
難聴のレベル
01
「小さな声での会話」
傾 聴
25dB未満
補聴器は必要ないでしょう。
聞こえない方は
02
「普通の声での会話」
軽度難聴
25dB 以上/
40dB 未満
40dB 未満
早期の補聴器装用によって、補聴効果が向上します。まずはお気軽にお店で聴力の測定や試聴を試してみる事をおすすめします。
聞こえない方は
03
「大きめの声での会話」
中等度難聴
40dB 以上/
70dB 未満
70dB 未満
周囲だけでなく自身でも声の聴こえにくさを自覚しているかもしれません。早めの補聴器装用をおすすめします。
聞こえない方は
04
「耳元で大きな声での会話」
高度難聴
70dB 以上/
90dB 未満
90dB 未満
普段の生活にご不便を感じませんか。一日も早い補聴器の試聴と装用をおすすめします。
聞こえない方は
05
「耳元で大きな声での会話が聞き取り困難」
重度難聴
90dB 以上
生活に大きな支障があると思われます。我慢せず、すぐに相談されることをおすすめします。
加齢による代表的な聴力低下の様子
聴力低下は、年齢とともにどなたにも起こり得ることで、早い方では35歳前後から徐々に低下していくようです。
聴力低下の放置で言葉の聞き分けが困難になることがありますが、早期の補聴器装用により、補聴効果が大きく改善されることが期待できます。
まずはご自分の聴力を知ることが大切です。
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