「どんなメガネが欲しいか」はさておき、「自分にどんなメガネが似合うか」を客観的に知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。フェイスラインや肌の色、髪の色、眉との位置関係に応じて、メガネの形状やサイズ、フレームの色を選ぶと、顔全体のバランスがよく見えます。例えば、丸顔の方はラウンド型を避けてスクエア型を選び、面長の方は天地幅が広めのメガネを選ぶなど、フェイスラインを軸にした選び方があります。骨格のコンプレックスを軽減でき、表情の魅力もアップするので、ぜひ参考にしていただきたいポイントです。フレームの色に関しても、肌の色がイエローベース（黄みがかった肌色）なら暖色系、ブルーベース（青みがかった肌色）なら寒色系を選ぶと肌馴染みがよくなりますよ。

この一年でリモートワークが定着し、メガネ選びの考え方も変わってきました。家にいる時間が増えたことで、リラックスできる軽量メガネや掛け心地のいいメガネの需要が高まりました。一方で、外出する機会が減ったからこそお出かけのスタイリングやアイテムに凝る方が増え、「こだわりの外メガネ」と「家用メガネ」の“二つ持ち”をする方が多くなりました。また、マスク着用の習慣化でメイクを控えめにする女性も増えたとか。そんな方には視線をメガネに集中させる太めのフレームや、色みのあるべっ甲調のフレームなどがおすすめです。アイメイクをしっかりされる方は、メタルフレームなど細身のメガネを選ぶとお顔が上品に引き立ちます。このように新しい生活様式に合わせて、シーンごとにメガネを掛けかえることが、現代のライフスタイルの定番となりつつあります。